こんにちは！申請取次行政書士の藤本です。
日本で学ぶ留学生にとって、卒業後の就職は大きな目標です。しかし、留学から就労への在留資格変更には、いくつかの条件をクリアする必要があり、不安を抱える方も多いでしょう。
今回は、留学生が「技術・人文知識・国際業務」の在留資格へ変更し、無事に日本企業で働き始めた事例をご紹介します！
相談のきっかけ：卒業後の就職に向けて
ご相談をいただいたのは、中国出身のMさん。日本の大学で経済学を専攻し、卒業を控えたタイミングで都内の商社から内定を得ました。しかし、Mさんは次のような不安を抱えていました。
- 「留学生から就労ビザへの変更手続きが複雑で不安。」
- 「自分の仕事内容が『技術・人文知識・国際業務』に該当するかがわからない。」
- 「書類の不備で申請が遅れてしまうのではないか。」
サポート内容：スムーズな変更手続きの実現
私たちはMさんと内定先の企業から詳細をヒアリングし、以下の手順でサポートを行いました。
1. 在留資格の要件確認
「技術・人文知識・国際業務」の在留資格には、以下のような条件があります。
- 学歴要件：大学を卒業していること（学士号を持つ）。または専門学校の特定課程を修了していること。
- 職務内容：文系（経済、法律、営業など）または理系（IT、工学など）の専門知識を活かす仕事であること。単純労働やルーチン業務は不可。
- 給与条件：日本人と同等以上の給与が支払われること。
Mさんのケースでは、経済学の学士号を取得予定で、職務内容が国際取引のコーディネーターであるため、資格の要件を満たしていることを確認しました。
2. 必要書類の準備
次に、以下の書類をMさんと企業の協力を得て整備しました。
- Mさんの証明書類：卒業見込み証明書、成績証明書、パスポート、在留カード。
- 企業側の証明書類：雇用契約書、職務内容説明書、会社の登記事項証明書、直近の決算報告書。
- 申請理由書：企業がMさんを採用する理由と、職務内容が在留資格に適合していることを説明する文書。
3. 申請書作成と入管対応
申請書類を作成し、入管局に提出しました。また、入管から追加資料の要求があった際も迅速に対応し、審査がスムーズに進むようサポートしました。
結果：「技術・人文知識・国際業務」資格を無事取得！
申請から約1か月後、Mさんは「技術・人文知識・国際業務」の在留資格を取得し、内定先の商社で働き始めました。
Mさんからは次のようなお言葉をいただきました。
「自分で申請を進めるのは難しいと思っていましたが、丁寧にサポートしていただき、無事に在留資格を変更することができました。これから仕事に集中できる環境が整い、とても嬉しいです！」
「技術・人文知識・国際業務」の在留資格取得で重要なポイント
今回の事例から、留学生が「技術・人文知識・国際業務」の在留資格を取得するために重要なポイントをまとめます。
- 学歴と職務内容の適合性
学歴で習得した知識を職務に活かせるかが審査の鍵となります。 - 企業側の協力
職務内容説明書や会社の財務情報など、企業側の協力が必要です。 - 書類の不備防止
提出書類に不備がないよう、細心の注意を払うことが成功のカギです。
サポートが必要な方へ
留学生が就労ビザへの在留資格変更を行う際、要件や書類準備が複雑です。初めての手続きで不安な方や、条件を満たしているか確認したい方は、ぜひ専門家にご相談ください！
詳細は、専用ウェブサイトをご覧ください：
最後に
「技術・人文知識・国際業務」の在留資格は、日本でのキャリアを築くための重要なステップです。Mさんのように、夢の実現をサポートするため、私たちは全力でお手伝いします！お気軽にお問い合わせください。
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